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AWS Certified Solutions Architect – Professional(SAP-C02) 合格体験記【Agent Grow Advent Calendar 2024:7日目】

この記事は Agent Grow Advent Calendar 2024 の記事です。

はじめに

2024年11月にAWS Certified Solutions Architect – Professional(SAP-C02)に合格しました!
SAPは、AWS資格の中でも高難易度資格なので、何かと言い訳をして後回しにしていましたが、覚悟を決めて勉強しました。
本記事では、勉強方法や勉強する際に意識したことを中心に紹介させていただきます。
同試験を受ける方の参考になれば幸いです。

AWS Certified Solutions Architect – Professional(SAP-C02)とは?

本試験は、AWSのプロフェッショナルレベルの試験の1つで、AWS でのクラウドアーキテクチャの設計とデプロイを中心とした試験になります。
以下、AWS公式からの引用になります。

この資格は、認定を受けた個人が、複雑な問題に対する複雑なソリューションの提供、セキュリティ、コスト、パフォーマンスの最適化、および手動プロセスの自動化における高度な知識とスキルを証明するために役立ちます。この認定は、組織がクラウドイニシアティブを実施するための重要なスキルを備えた人材を特定して育成するための手段です。

本試験を受験するための条件などは設けられていないので、誰でも試験を受けられます。
ただ、高難易度資格ということもあり、業務経験など通じてAWSに触っていたほうが圧倒的に有利ではあると思います。
※受験費用が高額(44000円)なので、絶対に1回で合格したいところです、、、

勉強方法

続いて、試験勉強について紹介させていただきます。
大きく分けて4つの教材を利用しました。

1.AWS公式 サンプル問題

AWS公式から出されている試験問題サンプルになります。(詳細はこちら)

こちらは、下記の目的をもってやります。
①試験問題の雰囲気に慣れる
SAPは問題文と回答選択肢が非常に長いため、読んでいるだけで気が滅入ります、、、
文章量が多い問題の雰囲気をつかむことを意識しましょう。

②自分が理解していないポイントを知る
自分が試験範囲のどの分野が弱いのか確認します。(サーバレスが苦手なのか、権限周りが苦手なのかなど。)

正解数は低くても気にしないで大丈夫です。まず、問題を解いてみるのが大事です。
YouTubeにサンプル問題を解説している動画もあるので、併せて確認すると理解が深まると思います。

2.AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル 改訂第2版

2点目は参考書になります。(URLはこちら)

結構ボリュームがあるので、一字一句理解して進めているとそれだけで数か月かかってしまいます。
ポイントは、一通りサクッと確認する程度に読むことです。1度読んだあとは辞書変わりに使います。
余力があれば、巻末の模擬問題にも取り組んでみましょう。

3.Cloud Tech

3点目は問題集になります。(URLはこちら)

AWS資格といえばこれ!ってくらい有名なWEB問題集です。
こちらは残念ながら課金が必要です。ですが、課金してもよいと思えるクオリティなのでぜひ使いましょう。
試験に落ちて44000円を捨てる可能性を低くできるなら、これくらいなら安いと思って買いました。
(決してこちらのサイトの回し者ではありません。)

SAPは問題数が約300問あります。全部やりましょう!
私の場合は、全問題を4周以上して、ランダム出題で95%以上正解できるレベルまでやりました。
ただ、何回もやっていると問題文を見ただけで回答がわかってしまいます。
正解を当てるのはもちろんですが、「ほかの選択肢がなぜ間違いなのか」理解するようにしましょう。

4.AWS公式 skillbuilder

SkillBuilderのアカウントを作成すれば、AWS認定 模擬試験が無料で受けられます。(URLはこちら)
問題数は多くない(10問ほど)ですが、実際の試験に近い内容ので1度はやりましょう。

補足

ここからは個人的にSAP勉強でポイントと思った点を紹介します。

SAPは問題文も選択肢も文章が多いため、回答に必要な情報を見極めるのが大事です。
見極めるポイントは「構成は何か」「課題は何か」「求められている点は何か」です。サンプル問題を例に考えてみます。

ある会社が、Amazon API Gateway、AWS Lambda 関数、Amazon Cognito、Amazon DynamoDB を
使用するサーバーレスモバイルアプリケーションを実行しています。トラフィックが急増すると、ユーザーか
ら、断続的にシステム障害が発生しているとの報告があります。API Gateway API エンドポイントが、
有効なリクエストに対して HTTP ステータスコード 502 (Bad Gateway) エラーを返しています。
この問題を解決するソリューションはどれですか。

A) Lambda 関数の同時実行クォータを増やす。ConcurrentExecutions メトリクスがクォータに近づいた
ときに通知アラートを送信するように Amazon CloudWatch を設定する。
B) API Gateway API エンドポイントの 1 秒あたりのトランザクションクォータに関する通知アラートを
設定する。クォータに達したときにクォータを増やす Lambda 関数を作成する。
C) 複数の AWS リージョンの Amazon Cognito ユーザープールにユーザーをシャーディングして、
ユーザー認証のレイテンシーを低減する。
D) DynamoDB の強力な整合性のある読み込みを使用して、クライアントアプリケーションが常に最新の
データを受信できるようにする。

上記の問題文で見極めるポイントを列挙してみます。

  • 構成は何か:API Gateway、Lambdaによるサーバレス構成
  • 課題は何か:トラフィックが急増すると502エラーが発生している。
  • 求められている点は何か:502エラーを解決する。

トラフィックが急増したら502エラーが発生しているという点から、「リソース不足なのかな?」と予想します。
これで、選択肢C、Dは削れそうです。選択肢を2つまで絞れたらあとは勉強した知識から回答を絞り出します。笑
最終的には細かい知識が必要ですが、選択肢を少しでも減らせれば、長文問題でも解きやすくなると思います。

試験予約

AWS試験はオンライン試験かテストセンターの受験が選択できます。
おそらく、SAPを受験する方はこのあたりはご存知だと思いますので、ここでは割愛させていただきます。

試験

SAP試験は問題数が多いため、試験時間の使い方が重要です。
ポイントは「1分考えてもわからない問題はとりあえず選んで次に進む。」です。
序盤から難しい問題で時間を使って、後半で得意な問題を落としてしまうのが一番もったいないです。まずは、試験を一通り解くことを意識しましょう。

私の場合は、一通り解くのに50分、見直しに70分くらいかかりました。
CloudTechと類似していて即答できた問題が1-2割ほどありました。
試験対策をしてもこれだけの時間がかかるので、試験時間の管理は注意しましょう。

結果

試験スコア805点で合格でした!!あまり自信なかったのですが、多少余裕をもって合格できて一安心でした。
試験結果はテスト終了時にすぐ発表されません。
試験を受けた時間帯にもよりますが、受験してから10時間後くらいには結果がわかります。
合否がわかるまではずっと生きた心地がしてなかったです、、、笑

おわりに

最後まで読んでいただきありがとうございました。
SAP-C02の資格試験を考えている方の参考になれば幸いです。
また機会があれば、ブログ作成できればと思います。

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{ この記事を書いた人 }

りんりん

AWSをメインに扱っているインフラエンジニアです。

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