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勝尾寺

西国三十三所巡礼、何がそんなにハマる?【Agent Grow Advent Calendar 2024:1日目】

この記事は Agent Grow Advent Calendar 2024 の記事です。

はじめに

こんにちは!てるもとです!
今年も始まりました、アドベントカレンダー1

今回は、2017年から始めた西国三十三所巡礼を、7年越しにようやく巡りきったので、その魅力と旅の様子をお伝えします!

西国三十三所巡礼とは?

西国三十三所巡礼とは、近畿エリアの33ヶ所のお寺にある観音様をお参りする巡礼コースです。
似たようなものだと、四国のお遍路さんがいちばん有名でしょうか?

正式な参拝としては──

  • 参拝の服装としておいずるという白い装束を羽織る
  • お経を納めた上で納めた証として御朱印をいただく
  • 観音様の前で一通りのお経を唱える

などなど、かなりの信仰心がないとハードルが高いものなっています。
成り立ちなどの詳しい説明は、公式サイトをご参照ください(公式:https://saikoku33.gr.jp/about/

そんな本格的に巡礼しようとするとハードルの高い旅ですが、ツアー会社がバスツアーを催行したり、JRがデジタルスタンプラリーを開催したり2と、ライトに巡礼を始める機会も全然あります。

かく言う私も、各お寺を巡り、観音様にお祈りし3、御朱印をいただき、境内を満喫。ついでに周辺観光も満喫。
とライトに33ヶ所を巡ってきましたので、少しでも興味があれば臆せず始めるのをおすすめします!

7年の長丁場をやりきった筆者的おすすめポイント

7年、とっっっっっても長かったです!
途中、遠方のお寺ばかり残ったタイミングでちょうどコロナ禍になり、そのまま完走を断念しそうになったこともありました。
なんとか、諦めずに計画を立てて巡り切って、今ではとても満足しています!

7年巡っていて、個人的に特にオススメするポイントをご紹介します。
お寺に興味が薄くても「ちょっと気になる」と思ってもらえると嬉しいです!

知らない土地に出かけられる

札所4の中には、京都の清水寺のように全国的に超がつくほど有名なお寺もありますが、西国三十三所を巡ろう!と計画を立てて初めて知るお寺もたくさんありました。
おそらく、西国三十三所巡礼をしなければ一生訪れることのない地域もあり、各地を巡るのは私の中では、一番の楽しみでした。

写真の青岸渡寺は、和歌山県の熊野那智大社のお隣にあるお寺で、有名な那智の滝を間近で見られた最高の日帰り遠出旅でした。

いつの間にか運動になっている

そもそもが仏教の修行の一環なのと、信仰の場として山奥の土地が選ばれることが多く、お寺に辿り着くまでに山道を登ったり、着いてからも本堂までに長い階段が待ち受けていたりと、自然と運動になってしまいます。
翌日に「普段は使わない足の筋肉が痛む」なんてこともよくありました笑

デスクワークのエンジニア、わざわざ機会を設けないと、なかなか運動する機会も少なくなりがち。
私の数少ない運動の機会の一つとなっています。

圧倒的な達成感

先ほども書きましたが、7年超長かったですし、途中で心折れそうになりました。
大阪市内在住なのですが、和歌山の最南端近くから京都北部の海沿いまで、幅広いエリアを旅するものなので、計画を立てるだけでも一苦労なお寺もありました。

それでも、最後のお寺で御朱印をいただいたときの圧倒的な達成感は、一ヶ月以上たった今でも鮮明に覚えています。
最後のお寺の華厳寺本堂の中の休憩スペースで、やり切った達成感にしばらく放心してしまいましたね。

すべてのお寺の御朱印が揃った納経帳5は、私の宝物の一つになりました。

ピックアップ札所

さて、7年の長い旅路、ここからは、筆者による独断と偏見の賞を添えて、印象に残っているお寺をご紹介します。

映えるNo.1(23番札所:勝尾寺)

大阪府北部の箕面にあるお寺で「勝ちダルマ」が有名。
境内には勝尾寺ならではである「ダルマみくじ」のダルマが所狭しと並べられています。

引いたダルマみくじを境内のどこにでも置いていい6ので、ずらっと大量のダルマが並べられたり、木の間にひっそりとダルマが潜んでいたりと、境内のどこを撮影しても映えること間違いなしのお寺です。

写真映えが圧倒的なので、記事トップの画像にも勝尾寺を採用しました。
印象に残っていたこともあり、勝尾寺は西国三十三所のなかで唯一、2回参拝しているお寺でもあります。

写真を撮るついでに参拝くらいの気持ちで行くのも全然あり!
最近は外国人観光客にも人気みたいですね。

もう一度行きたいNo.1(30番札所:宝厳寺)

滋賀県の琵琶湖の中に浮かぶ無人島の中にあるお寺です。
琵琶湖の西岸、東岸どちらからもクルーズ船が出ており、船旅と無人島探索が味わえて大変オトクな旅だったのを覚えています。

琵琶湖を見る機会は、それまでも数え切れないほどありましたが、島から見る琵琶湖はいつもと違って新鮮なものでした。

私は、西岸の近江今津から船に乗り近江今津に戻るコースを辿りましたが、帰りは別の港行きの船に乗り、追加で観光を楽しむこともできるので、滋賀を満喫することが可能です!
次回7は、東岸を経由して長浜城を散策するのもいいかもしれません。

山道大変No.1(11番札所:上醍醐)

今ではいい思い出ではありますが、大変なこともたくさんありました。
山道を登る機会は何度かありましたが、その中でも大変だったのは、京都の上醍醐。
豊臣秀吉が桜の花見をしたことで有名な醍醐寺の発祥の地です。

醍醐寺の本堂から山道を片道徒歩50分。挫けそうになりながら山頂に到達した経験は、なかなかの達成感でした。
ちなみに、御朱印自体は麓の醍醐寺でいただくので、必ずしも山を登る必要はないのですが、せっかくならと上醍醐まで足を伸ばした次第です。

おかげで、上醍醐以降、険しい山道のお寺に行くのが全く怖くなくなった8ので、ある意味、挑戦して良かったなと思います。

交通大変No.1(4番札所:施福寺

1ヶ所9を除いて公共交通機関で巡ったのですが、駅のすぐ側のようにラクラクな場所もあれば、乗り換えが多くて大変だった場所もいくつか。
その中でも大阪和泉市の施福寺が記憶に一番残る交通難所でした。

お寺近くまでバスが出ているのは大変大変ありがたいのですが、そのバスへの乗り継ぎが難しく、電車で最寄り駅、その後、南海バスに乗り、さらにコミュニティバスへ乗り換えというものだったのです。
電車の乗り継ぎは事故でもなければ時間通りなので安心ですが、バスは交通状況に左右されるので、南海バスからコミュニティバスへの乗り継ぎに必死。
南海バスを降りるタイミングで、コミュニティバスの出発時刻を若干すぎていたので「まだ行かないで~~」と叫びながら乗り込んだ記憶があります笑

余談ですが、帰りはコミュニティバスのタイミングが合わず、諦めて南海バスのバス停まで歩いたのも思い出の一つです。10

総合No.1(33番札所:華厳寺)

いろいろ考えたのですが、総合No1はやはり、最後に訪れた岐阜県華厳寺です。

実は交通は施福寺よりも難所だったので、そちらで紹介するか迷ったのですが、最後の最後という達成感もあって、交通の難所っぷりも思い返せば非日常の楽しみだったかなと思います。

現金オンリーなワンマン電車。長い参道。やりきった達成感。
帰りに食べた鮎の塩焼き。

二周目を巡る予定は今のところありませんが、またあの達成感を味わえるのであれば、いつか二周目を巡るのもありかもしれません。

おわりに

この記事を見て、少しでも寺社巡りに興味を持っていただけたら幸いです。

関西地方の方は、私のように西国三十三所を。
それ以外にお住いの方も、全国的に巡礼はあるので、お近くの別の巡礼を。

ぜひぜひ、ライトに巡礼の旅を味わってみてください!

ちなみに、私は、次は近畿三十六不動尊という、不動明王が祀られたお寺を巡っております。
さすがに、西国三十三所よりは短い期間で巡り終わりたい所存です笑


  1. なんだかんだで、入社以来皆勤賞の8回目です。感慨深いですね。 ↩︎
  2. 私がスタートした頃は朱肉のスタンプラリーだったので、時代は変化しますね! ↩︎
  3. お寺に啓示されているお経を読んだり、ただただ無心で祈ったり程度 ↩︎
  4. 何ヶ所かお寺を巡るものだと、各お寺のことを「札所」と呼びます ↩︎
  5. 本来、お経を納めて御朱印をいただくので、御朱印帳ではなく納経帳と呼ぶそうです ↩︎
  6. 危険な場所は除く。毎年12月にお焚き上げするとのこと。 ↩︎
  7. もう一度行きたいNo1より先に、映えるNo1にもう一度行っていますが、勝尾寺のほうが圧倒的に近場だから仕方ないのです ↩︎
  8. 「山道30分?上醍醐より全然じゃん!」となります笑 ↩︎
  9. 天橋立近くの成相寺は、夫に車を出してもらって二人で楽しみました ↩︎
  10. 上醍醐のあとだったので、歩くという選択肢が持てた気がする ↩︎

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てるもと

大阪にて弊社サービスのFairgritの開発をやってます!
ブログのアイキャッチに自分で撮った写真を使うのがマイブーム。

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