記事の概要
筆者が約5年前にエージェントグローへ転職した経験に基づき、同じような境遇で転職を考えている人へ伝えたいことを述べる。
対象者
- 今の勤務先が非IT企業で、社内SEをやっている。
- 社内SEが自分に向いていないと思っている。
- ITエンジニアとして転職したい。
筆者の転職歴
- 転職回数:1回(当時39歳)
- 前職:非IT企業の社内SEとして在籍(13年半)
- 仕事ぶり:開発は好きだったが、勉強は大嫌いだった;
- 情報収集:全くしていない。SESが何なのかすら知らなかったw
社内SE→新SESへの転職で変わること
筆者が転職して、特に「変わったな」と思う『技術』『評価』の2つについて比較してみよう。
技術
社内SE:使う技術が変わらない可能性が高い
これは、老舗の会社であればあるほど確率が高い。
経営や事業の方針などにより、変えようが無い場合が多いからだ。
その状況を変えるにはそれなりの立場でなければならない。
新SES:使う技術を選べる
正確には『やりたい技術を採用している案件を選べる』という表現になる。
エージェントグローは『案件選択制度』が、選択の自由を実現している。
自分のスキルに合わせて提案された案件の中から選択し、諸条件の合意が取れれば参画できるのだ。
評価
社内SE:定量的な評価がされない可能性がある
営業や業務部門は数値で評価が出来る指標があるので、それを増やせば分かり易く評価され、出世したり給料が上がる。
しかし、システム部門には数値で評価できるものはなかなか無い(あっても少なく、それ自体の取り合いになる)
そのためファジーな評価をされたり、自分ではどうにもならない要素が評価に影響したりする。
新SES:評価制度が明確
エージェントグローは『単価評価制度』が、明確な評価を実現している。
参画先の案件の単価により、その参画期間が評価される。
単価と暫定評価(粗利など)は自分に開示されているので、いつでも確認することができる。
単価を上げるには客先から高評価を得たり、スキルを上げて現状より単価の高い案件へ移る。
注意点
転職した後にエンジニアとして成功するためには、気を付けなければならないこともある。
自分の価値を上げ、売り込む必要がある
社内SEは、悪い言い方をすれば『入ってしまえばこっちのもの』で、あとは極端に言えばスキルを上げなくても目の前の業務を淡々とこなせば、とりあえず会社には生き残れる。
一方、新SESは自力で現場に参画しないと業務が始まらないし、売上を上げることが出来ない!
また、希望の案件に参画できる確率を上げるには、『案件を選ぶ立場』になれるように自らのスキルを高めなくてはならない。
もし希望が未経験の技術であれば尚更、事前の勉強や資格取得はほぼ必須だ。
参画先では『即戦力』
社内SEでは、最初は手厚い研修やOJT期間があるので、余裕を持って業務を習得できる。
一方、新SESの現場では、手厚い研修が用意されているケースは稀だろう。
あるとすれば、現場特有のルールを覚える時間を数日与えられる程度である。
つまり、参画した直後でも「即戦力としてのパフォーマンス」を求められるのが常なのである。
こんな人は危ない!!
上記の注意点を踏まえ、新SES企業への転職に注意が必要な人の特徴を挙げる。もし、下記に該当するようであれば、新SES企業のスタンスとはマッチしないかもしれない。
業務や技術についての勉強をしない
問題点
自分の価値を高めようとしていないので、ずっと同じような現場に同じ単価で従事するか、そもそも現場に参画できないかもしれない。
改善策
得意な技術を伸ばす、未経験の技術を勉強する、資格を取る、現在の職場の業務知識や業界情報の理解を深めておくなど、まずは武器となるスキルを身に着けること。
何でも最初は教えてもらうのが『当たり前』だと思っている
問題点
この姿勢では『即戦力』にならないので、すぐに低評価がなされ早期に契約を切られる。
改善策
積極的に情報収集をする。『何を使って開発・運用しているか?』といった技術面に加えて、案件の全体像や現在の状況、組織構成、人間関係なども押さえておくとなお良い。
”こんな人は危ない”に該当する人、実在するの?
ここまで読んだ方の中には、「この条件に該当する人っているの?」と思われた方もいるかもしれない。
実は、ひとりだけこれらの条件にマッチしている人物を知っている。
なにを隠そう、『5年前の筆者』であるw
なので、
厳しいことも書いたが、そういう人でも大丈夫!
変われば良いだけだ。
本気で『ITエンジニアとして活躍したい!!』という気持ちがあれば、行動できるはずだ。
最後に
社内SEの経験を積んだエンジニアは、新SESで活躍できることは間違いない。
本当に?と思うかもしれないが、ソースは筆者だ(自分で『活躍』とはおこがましいのだがw)
もし案件を自分で選べ、透明性のある評価を受けられる企業への転職を検討しているのであれば、エージェントグローのカジュアル面談をウケてみるのをオススメする。
今回はここまで。
長文にお付き合い頂いた方には、とにかく敬意と感謝である。
貴方が転職して、素晴らしいエンジニアとして活躍することを期待している。
以上