こんにちは泉です。
この記事はAgent Grow Advent Calendar 2023 25日目の記事です。
今年10月にAWS Certified Solutions Architect – Professional (以降SAP)試験に合格したので、合格するまでに実施したことをまとめてみました。
筆者のスペック
- AWS Certified Solutions Architect – Associate (SAA)
- AWS 実務経験なし
- 妻子持ちで家庭もあるため、ある程度学習時間が限られている
SAP取得のメリット
エージェントグローでは資格報奨金として、100,000円支給されます。
受験費用の33,000円 (税込み)も負担してくれますので、ちょっとした副業と思えばかなり大きいですね。
また、SAPは1問1問の問題文が長く、読んで理解するのにかなり苦労します。
ただ、苦労して読み解いていくうちにAWSに関する幅広い知見を得られ設計する上での知識の蓄えになるとも思っています。
学習期間
2023/8/5から学習を開始し、2023/10/21に受験し合格したため、おおよそ2ヶ月半で取得しました。
1日の学習時間は平日で2時間半程度。
4:00起床 -> 学習開始 6:30まで学習を継続。
休日は4時間~4時間半程度学習時間を確保。
4:00起床 -> 学習開始 8:30まで学習を継続。
1週間で12.5時間
1ヶ月で21.5時間
2ヶ月半で (86×2) + 43 =215時間
合計で215時間程度の学習時間を費やしたことになります。
この時間が少ないのか多いのか、その人個人のスペックなどにもよるのでわかりませんが、実務経験なし, SAA取得レベルのスペックである場合、この時間投下すれば取得できるのか、という参考数値としていただければと思います。
ここで重要なのは普段時間をなかなか確保できない人がどう時間を確保するのか?がポイントになるかと思います。
ある程度の犠牲を考慮しないとSAP合格は難しいと感じます。
学習方法
次に学習方法についてですが、私は以下のコンテンツを使用しました。
- CloudTech 資格対策演習問題 SAP300問
- AWS Black Belt 各種動画
- DevelopersIO記事
- AWS 公式ドキュメント
上記の各問題集やドキュメントを活用し、
- Google Slideに構成図を描く
- ノートに手描きで簡易の構成図を描く
- Notion Mermaid機能を使う
- 各サービスのハンズオンをしてみる
などを実施しました。
CloudTechの資格試験対策問題を使用
学習方法の詳細についてですが、まず問題集はCloudTech 1択で良いかと思います。
こちら300問の問題を演習するにはCloudTech有料会員になる必要がありますが、資格問題だけにとどまらず、各サービスを細かく動画で解説しており、実際にハンズオンでAWSサービスを学ぶことができます。
明確な数値までは出せませんが、CloudTech資格対策問題300問のうち、本試験で似たような問題が出題された割合は3割程度出題されたかと思います。
また、出題数だけでなく、試験対策問題にはすべての問題に構成図付きの解説が付いてますので、文章だけでは読み取りづらい内容でも図で表現することで理解し易いものとなっておりますので、知識の定着化はし易いのではないかと思います。
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AWS Black Belt, DevelopersIO, AWS公式ドキュメントの活用
当然基礎知識が足らなければ、CloudTechの構成図付き解説が付いているとはいえ、理解が簡単ではないためAWS Black Belt, DevelopersIO, AWS公式ドキュメントの動画および技術記事を使用して自分が知らない、聞いたことないサービスを調べることに使用します。
AWS公式ドキュメントは公式ドキュメントなので1番正確な情報となります、が理解しづらい点がありますので、その点をAWS Black Belt, DevelopersIOを活用して補填します。
通勤時間や昼休みの空き時間を活用してこれらの動画や記事を読むことで無駄な時間を過ごすことなくインプットの時間に回すことができます。
学習した内容のまとめ方
この点は人それぞれかと思いますが、私が実践してきた内容について共有します。
CloudTechの問題集で基本的に理解できている点は置いておいて理解できていない問題はスプレッドシートなどに記録しておきます。
E列以降に記載しているのが、間違った問題のNoを記録しています。
右に行くにつれて誤った問題数を減らしていくことが目的なので、右に行くほど数字が減っています。
復習方法は間違った問題の問題文を読んで、それを構成図として落とし込み -> 少し時間おいて (時間を置く期間は可能ならその日のうちに)改めてその問題を解くを繰り返します。
エビングハウスの忘却曲線の理論です。
構成図への落とし込み
構成図への落とし込みですが、手段は何でもよいのですが、私の場合はGoogle Silde、ノートへの手描き、Notion Mermaidなどを使用しました。
(いろんな方法を使っていますが、その時の気分によって使い分けたりしても良いかと思います)
ただ、結果的に手描きがラフにかけて楽なのと、自由にかけるので学習終盤は手描きすることが多かったです。
実際に描いたものは一部ですが紹介します。
Google Slide
手描き
Notion Mermaid
落書きレベルでもよいのですが、文字列を図に落とし込みすることで、その描いた図が記憶に定着し、次に問題文を読んだときに構成図が頭に思い浮かぶようにすることが目的です。
ハンズオン
構成図に書いてもそれでもピンとこないときはハンズオンで実際に動かしてみることで、ここのことを言っていたのか、という気づきがあります。
むしろ手を動かすことが1番記憶に定着するので時間があるならこの方法でとにかく触りまくるのをおすすめします。
ハンズオンについては公式ドキュメントをみれば、各サービスのチュートリアルが充実しているのでそれらをやると良いでしょう。
「AWSサービス名 チュートリアル」などで検索するとヒットします。
最後に
私自身AWSは実務未経験です。
ですが、先日AWS設計構築案件 (サーバーレス構成採用)の案件面談をパスし、2024年1月より参画することが決まりました。
2022年4月からAWS設計構築のプロジェクトにアサインするために毎日継続してきたことがやっと叶いました。
資格取得や日々のアウトプットをしていくことで、必ず誰かの目に留まると信じて続けてきた甲斐がありました。
同じように実務未経験の方でこれからAWS案件を獲得したい方の一助になれば幸いです。