この記事は Agent Grow Advent Calendar 2022 20日目の記事です。
私は今年40歳になった。
一般的な成人男性の平均寿命が81.47年らしいので、人生があとだいたい半分くらい残っている計算になる。
当然、事故や病気の可能性を考慮するともっと短くなるのかもしれないが、ここではあと半分くらい、とさせていただきたい。
で、人生を半分生きてみて得られたものは何だろうかと考えたとき、これといって他人に話せるようなことが何もないということに気づいた。
何かスポーツをやっていたわけでもないし、囲碁や将棋が上手なわけでもない。頭もそんなに良いわけでもない。
社長でもなければ、詩人でもない。アイドルでもなければジェロニモでもない。せめてジェロニモっ気の少しでもあればよかったのに。
前置きが長くなってしまったが、要するに40からでも得られるスキルはありますか?って話である。
60から入れる保険があるのだから、あるという希望に私はすがりたい。
やったこと
なんか楽器引きながら歌えたら楽しそうだよなあってことでウクレレと歌の練習をすることにした。
たくさん楽器がある中でなぜウクレレを選んだかというと、値段が手ごろだったのと、若い時にギターの弦が痛すぎて押さえられなかったからである。
弦も4本しかないし、なんか楽そうだったから。
ただ、その見積もりはかなり甘くて、ウクレレは夏くらいから始めているが一向に上達する気配がない。なので今回は歌を中心にチャレンジしていこうと思った。自分の喉なのだから、少しくらいは融通が利くかと思ったのだ。
でも、それがいけなかった。
2022-10-22
はじめは自分がそもそもどのくらい歌えるのかを確かめるため、とりあえず好きな歌を普通に歌ってみた。
採点機能はたまにテレビとかで観る精密採点的なやつを採用した。コロナ以降、カラオケ自体3年ぶりくらいだったため、思ったより声が出なくなっていた。人間、使わない機能はこうも簡単にダウングレードするものか。
ただ、採点機能を使って歌ったことがなかったので、もともとこんなもんだった説は十分にあり得る。
特に、自分では曲の通りに歌っているつもりだったが少し低い音程になっていたらしい。
自分を客観的に観察できたようで面白かった。
2022-10-29
自分の発している(と思っている)声と実際に測定されている声に差があるようなので、声を思っているより高めに出してみるようにしてみた。とはいってもそんなに高い声が出せるわけでもない。
表示されている音程を意識するとかなりきついことが分かった。
根本的に発声が間違っているのかもしれない。
また、曲を聴いて自分がこの音だと思っていた音が実際はそうではない可能性が出てきた。
つまり、耳があまりよくないということになる。
このあたりから、1か月くらいでは歌が上達することはないのでは、と思い始める。
2022-11-5
なんかあんまりうまくならないものだなあと思い、モチベーションが低下。
あまり歌わずにウクレレの練習のほうに時間を割いた。
相変わらず上達は遅いが、続けていると結構コードを覚えてきた。
弾きながらいろいろ歌えるようになればきっと楽しいだろう。
もっと若いうちにいろいろ音楽をやっておけばよかったかなと少し考えた。
でも、「自分の人生で今が一番若い」と誰かが言っていたので、まあいいかと思った。
やらなかったことを取り戻せるのは結局今しかない。
2022-11-13
3週間続けてみてそこまで上達しそうな気がしなかったため、youtubeで発声の仕方とか声についての動画などを観てみる。
一つ面白い動画があった。
音程は「高い」「低い」で表されることが多いが、実際は声帯の振動によって発生する音が変わる、というもの。
振動が多ければ声は高くなり、少なければ低い声が出る。
高い音を出そうと必死に声を大きくしてみても高い音は出ない。
出したければ声帯の振動を多くする必要がある。
これは一つ発見だったし、良いアイデアだった。
自分の声帯をコントロールできないって点に目をつぶれば。
2022-11-20
私は大学生のころからBUMP OF CHICKENというバンドが好きで、聞き続けて20年くらいになる。
カラオケでも大体このバンドの歌を歌うのだが、もしかしたら自分の声質にはあっていないのかもしれないと思い、いろいろな曲を歌ってみた。
いろいろなアーティストの曲を歌って、自分に合っている曲を見つけられれば高い音が出るようになる。という動画があったのでこれにも期待していた。
結果は振るわなかったが、いろいろ歌ってみるのも自分の限界がわかってよかったのかもしれない。
余談だが、「ガーリィレコード」というお笑い芸人の「歌ってたらシリーズ」の動画がすごく面白かった。
自由に歌えるといろいろと面白いことができそうだなと思った。
結論
40を過ぎた人間の一か月の伸びしろがどんなもんか、自分の可能性を模索する意味で今回のチャレンジをやってみたが、一か月ではそんなに変わるもんでもないということが分かった。
ただ、今のところ下手なりにウクレレを弾いているのも楽しいし、歌うこと自体もストレス解消になっていいなと思っている。このまま続けていった先に目に見える上達があるのかはわからないけれど、まあ楽しければなんでもいいかと思うことにする。
ブログの記事としてはここまでだが、練習はこれからも可能な限り続けていきたいと思う。
何か飛躍的な上達などがあればSlackの#musicチャンネルとかに載せられれば良いなと思います。はい。
おまけ:「カニの食べ放題パーティ」
ハンバーガー食いてえなあ
おまけ:「雅治」
2022-11-23
ちょうど祝日で雨が降っていて出かける予定もなかったため、なんとなくカラオケに行くことにした。
昔、福山 雅治の声まねで歌ったら友達に褒められたことをふと思い出し、久しぶりに雅治で歌ってみた。
なぜか平均がぐっと上がった。
たまに雅治ではなく子門真人が出てきたりしたが、すごく楽に歌えていたと思う。
私の歌の上達のカギは福山 雅治~子門真人ラインにあるのかもしれない。