はじめに
この記事は Agent Grow Advent Calendar 2021 の記事です。
仏教の教えで、心と体は合わせて一つという意味を持つ言葉(心身一如)があります。
気→体の順で体調不良になることもあれば、体→気で入院中に気持ちが落ち込むこともありますので、無宗教の私でも共感できる考え方です。
瞑想(8秒息を吐いて4秒息を吸う深呼吸が一番おすすめ)で呼吸を意識的にコントロールし、体→気で体調を整える方法もありますが、苦手な人もいると思います。
そこで瞑想と似た効果を簡単に得られるサウナがおすすめです。
サウナでは体に急激な変化を与えて血流促進させて体調を整えます。
寒い時期で温泉やサウナに行く機会も増えると思うので、記事の内容を役立てていただけると幸いです。
サウナの簡単な基礎知識
サウナ室について
体を急激に温めて血流を増加させます。
サウナ室の温度が90度以下のところもありますが、おすすめは90度のところです。
しっかりと体を温めたいですね。
水風呂について
サウナで熱くなった体を一気に冷やします。この時に自律神経など体の調子をコントロールします。
水風呂に入る前には桶などで水をすくって体の汗を流しつつ体を水の冷たさに慣らします。
水風呂は機械で水を冷やしているパターンと、天然の地下水を使用しているパターンがあります。
結論としては天然の地下水のほうが良いです。肌に当たった感触や冷たさなど、機械で作られた水風呂より気持ちがよいです。
水が美味しすぎて、水風呂の水が湧き出ているところから飲んだり、水筒などで持ち帰ったりできる場所もあるみたいです。
外気浴について
外気浴とは座ったり、横になったりして外気に当たりながら水風呂から上がり冷えた体を通常の体温まで戻すことです。
外気浴するためのベンチや座れる場所があります。
外気浴ではサウナ→水風呂で緊張状態になった体をリラックスさせることができます。
「ととのう」という感覚
水風呂→外気浴の最中で気持ちよくなる感覚があります。
これはセロトニンやエンドルフィンといった幸せや快楽を司るホルモンが分泌されるためです。
自律神経も危機的状況から解放されて一気に副交感神経が優位になります。
究極のリラックス状態になりますのでストレス解消効果がとても高いです。免疫力も高まります。
触覚や味覚などの感度も上がるのでお酒や料理がおいしく感じたりします。
サウナの良いところ
脳疲労解消
瞑想と似た効果といった部分ですね。脳を休ませて疲労を解消します。
スマホをよく使う人、仕事の効率を上げたい人にはぜひサウナをおすすめしたい理由の一つです。
サウナ中の呼吸をすべて8秒息を吐いて4秒息を吸う深呼吸にすることでより効果が高まります。(サウナ+瞑想)
自律神経を整える
リラックス&リフレッシュでストレス解消
自律神経の副交感神経優位がリラックス状態で、交感神経優位が緊張状態です。
交感神経優位が悪い状態というわけではありません。「運動することで気分がリフレッシュできた」というように交感神経優位の状態も必要です。
大切なのは自律神経のバランスです。そのバランスを正常にすることができるのがサウナです。
睡眠不足解消
睡眠不足の原因はなんでしょうか?色々ありますが、自力での解決が難しいのが自律神経の乱れによる睡眠不足です。
交感神経優位で脳が興奮していたり、副交感神経への切り替えがうまく調節できないと中々寝れません。
寝る1時間前からリラックス状態でないと質の高い睡眠にならないのです。
自律神経の切り替えを高速で行うサウナでは乱れた自律神経を元に戻すことができます。
質の良い睡眠ができると美容にも健康にもとてもいいですね。
感情コントロール能力が上がる
自律神経が乱れていると、感情も乱れて余裕がなくなり、小さいことでイライラしたりしてしまいます。
自律神経を整えることで感情コントロール能力が正常になります。
また、熱さや冷たさに耐えている時間は感情コントロール能力を鍛えていることにつながっています。
血流促進
老廃物を流す
血流が悪いと老廃物が溜まります。その老廃物を放置していると病気の原因にもなってしまいます。
サウナでは血液の流れが増加するので老廃物を流すことができます。
腰痛や肩こり、眼精疲労の緩和
炎症が減り、抗酸化作用によって痛みが和らいだり、そもそも肩こりや腰痛になりにくい体にすることができます。
肌がきれいになる
老廃物が流れ、血流が良くなると酸素や栄養が肌に行き渡るので綺麗になります。
サウナやお風呂上りにはワセリン等の油で保湿しましょう。お風呂に入ることで表皮の油が洗い流されているので、油でコーティングして乾燥しないようにしましょう。
たんぱく質が髪や細胞を作っているので肌のためには食生活も大事ですね。
冷え性におすすめ
血液が末端にまできちんと届くので冷えも改善されます。
末端冷え性なのですが、サウナ後はポカポカになっています。
痩せ体質になる
直接的に痩せるわけではありませんが、
汗をかいて新陳代謝がよくなるので痩せやすい体になります。
汗をかこうと頑張りすぎたり、水分補給を怠ると体に負担をかけすぎてしまいますので気を付けましょう。
注意点の部分でも書いていますが、水分はしっかり補給しましょう。
サウナの入り方
サウナ→水風呂→外気浴で1セットとして4セットを基本に入ります。
サウナを10分程度、水風呂を1~2分程度、外気浴を3分程度で1セットは合計15分程度になります。
水風呂から上がった後の外気浴をする前には体の水分をふきとりましょう。
4セットで1時間以上かかりますので、サウナに行くときは2時間ぐらいかかると思っていたほうがいいです。
上記は基本的な時間なので個人差があると思います。自分に合った時間を見つけてください。
個人的には体調によって外気浴の時間を増やしたりしています。
体温が通常に戻り、気持ちが良い感覚がなくなるぐらいが外気浴の辞め時かなと思っています。
サウナの注意点
水風呂の時間
水風呂は気持ちよく2分以上入りたくなることがありますが、5分以上入ると体が動かなくなって水風呂から出られなくなってしまいます。
危険なので、水風呂は体の表面が足の先まですーっと冷えてきたら上がりましょう。
短すぎるとただ冷たいだけで苦痛なので最低30秒以上は入りたいと思っています。
水分補給
水分補給用にペットボトルの水などを事前に用意して、1セットが終わるごとにしっかりと水分補給しましょう。
血液は水分でできていますので水分不足はよくありません。
体の調子と相談
サウナ室にいるときも自分の体の状況を確認して無理しないで入りましょう。
熱さ→冷たさ→危機的状況からの解放と、急激な変化を繰り返すので体に負担がかかります。
そもそもサウナに入るかどうかは体調と相談し、心臓の弱い方や持病のある方はお医者様に相談しましょう。
自宅でできるサウナの代わり
自宅で手軽にできるサウナの代わりを紹介します。
42度の湯船に数分つかる→30秒の冷水シャワー浴びるを1セットとして、4セット行うことです。
冷水シャワーは免疫力上がるなど昔からよく聞きますね。
個人的には冷水シャワーが苦手なので、足先や指先などにシャワーを当てる簡易バージョンを行っています。
おわりに
どんなお金持ちでも若さと健康が大切という結論にたどり着きますので、健康を大切にしていきたいですね。
簡単に書いた部分もありますので気になった部分はご自身で調べて頂いたり、参考にした本を読んでいただけるといいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
参考
「医者が教えるサウナの教科書 ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?」加藤容祟