この記事はAgent Grow Advent Calendar 2020 18日目の記事です。
今年もクリスマスの季節がやってまいりましたね!
こどものころからクリスマスはカレーを食べて過ごすとっつぁんです。
この時期は毎年欠かさずカレーを作っており、その様子はこれまでアドベントカレンダーに投稿させていただきました。
ついに今年はいままで挑戦したことがないカレーに挑んでみようと思います。1)決してネタがなくなったわけではないですよ。決して。
どうしても肉をガッツリ食べたい時ってありますよね
「俺は・・・俺は今なんだよ!」2)某バスケ漫画風
早速スーパーで買い出しをしていた私は↑のような気持ちだったので、後先も考えずいままで調理に使ったことがない豚肉のブロック肉を手に取っていました。
角煮、大好きなんですよね。
肉以外の具材は、「同じ豚肉だしいままでと同じ具材でいいんじゃないかな?」という発想、いつも豚小間切れ肉で作っているのとほぼ同じ具材を購入していました。
というのも、新規プロジェクトで新しい試みを行う際に、成功実績のあるプロジェクトから2つ以上要素を変更すると途端にプロジェクトが失敗する確率が跳ね上がる3)ゆとりの法則だったか人月の神話だったかに書いてあった気がしますという研究結果もあるそうなので、このあたりはカレー開発プロジェクトのマネージャとして安全策をとったイメージとなります。4)決してネタがなくなったわけではないですよ
準備編
それではさっそく始めましょう。
今回選ばれた食材はこちらになります。
私としてはかなりオーソドックスな具材たちで、内訳はこんな感じです。
材料
ブロック肉 600gくらい
ニンジン 3本
玉ねぎ 4玉
ほうれんそう 一袋
まいたけ 2パック5)私の料理にだいたい入ってる謎のきのこ
プライムジャワカレー 2袋くらい6)すぐに溶ける使いやすい子
水 1700mlくらい
オリーブオイル 適量7)サラダ油の代わりに使っています隠し味
りんご 1玉8)言わずと知れた最強隠し味
ソース 適量
ケチャップ 適量
すりおろししょうが 適量
すりおろしにんにく 適量
ローリエ 4枚くらい9)煮込むときに入れておくとなんかさわやかな感じになる
今回は今まで使ったことがないお肉でのカレーになりますが、最強の隠し味であるりんごを使っているため絶対においしくなることが確定しています。10)おいしいカレーを食べたくなったらりんごのすりおろしを是非お試しください!
そして調理順序はこんな感じを想定しています。
1. 玉ねぎ、にんじん、ほうれん草をいい感じに切る11)それぞれどうやって切ってもおいしくなります
2. ブロック肉様は3~4cmくらいの大きさで切る
3. 鍋にオリーブオイルを適量投入し、ブロック肉を炒める12)みじん切りにしたニンニクも投入したかった・・・
→ 必要に応じて適当に塩コショウを振るとおいしくなると思います
4. ブロック肉の表面がいい感じの色になってきたら、玉ねぎ、にんじん、ほうれん草、水を投入し、強火~中火で温める
5. すきま時間でリンゴを4つに切って芯をとって皮をむき、適当なお皿にすりおろす
6. ついでにすきにまいたけを適当な大きさに裂いて投入
7. このあたりでなべがぐつぐついってくるので、最弱火にして3.ですりおろしたりんごを投入
8. 蓋をして30分ほど圧力なべで加圧調理
→ 圧力なべがない場合、1~1.5時間ほど煮込むとおいしくなると思います
9. 火を止めて鍋にカレールーを投入&溶かす
10. 中火~弱火くらいにして少し(10分程度)ぐつぐつ煮込む
11. ケチャップとソースを適量投入
12. カレーにとろみが出てきたら完成!
特筆すべき点として、今回は最初に肉を鍋で炒めるレシピにしています。
いつもであれば肉そのもののうまみを楽しみたいので、肉は最後に炒めて煮込んだ後の鍋に投入しています。
ですが今回使っているのはブロック肉です。
せっかくのブロック肉のうまみ13)と多少の脂、全部カレーに投入したいじゃないですか。
というわけで、今回は特別に玉ねぎを炒める前にブロック肉を炒めていきます。
調理編
具材の切り方はだいたい以前のものと同じ感じで切っています。
ブロック肉はこんな感じで切ってみました
ホントは角煮でよくあるあの形のままにしたらよかったのだと思いますが、貧乏性が発動してしまったため、あの形にしてから縦に半分に切ってしまいました。
煮込み工程でかなり溶けてしまって最終的にかなり小さくなっちゃうんじゃないか?と、切った後に心配になりましたが、まあなんとかなるでしょう。
お肉を鍋に投入!
早速切ったブロック肉を鍋に投入!
この光景は血沸き肉躍りますね??14)油が飛び散って掃除が大変だったのはまた別のお話
唯一の誤算は、このお肉が思いのほか鍋にくっつくこと。
しかも調子に乗ってすりおろしたニンニクも一緒に入れていたこともあり、油も跳ねるし放っておくと鍋にくっつくしで、なかなか忙しい炒め工程でした。
あまりにくっつので油を追加投入しつつ数分炒めたところ、表面にいい色がついてきたので15)めんどくさくなったとも言います残りの具材を全部投入。
水を入れたので鍋の火力をあげていたところで、ブロック肉様に塩コショウを振ってなかったことを思い出しました。
加圧調理開始!
やばい・・・やっちまった。どうしよう・・・
なんて後悔することもなく、黙々とりんごをむきむきし始めました。
他の具材を入れて水まで投入してしまった以上、前の工程には戻れないですからね。
It is no use crying over spilt milk.
(こぼれたミルクを嘆いても仕方がない)―― アメリカのことわざ ――
ということで、りんごをむきむきしつつ以降の工程でベストを尽くす方向に頭を切り替えました。
そうこう考えているうちにりんごを無事に切り終えたのですが、一度皿にすりおろすのがめんどうだったので鍋に直接すりおろしました。16)鍋のうえでシャリシャリすりおろす感じです
そして鍋の方はこんな感じになりました。
この光景に満足したので、おたまで軽くかき混ぜてから加圧調理に入りました。
圧力なべがシューシュー言っている間に、炒め工程で飛び散った油を拭きつつボウルや包丁を洗い、ようやくまったりすることができました。
この煮込み工程、昔はおあずけをくらっているようであまり好きではありませんでしたが、
歳をとったいまでは煮込んだ後の工程を想像しながらワクワク待つことができるようになりました。歳を取るのもいいものですね。
いよいよ完成へ
加圧調理した後の鍋がこちらです。
ほうれん草の存在感がすごいですが、心配していたお肉もちゃんと残っているしいい感じで煮込めたようです。
火を止めてカレールーを投入。ついでにソースとケチャップも投入し、こんな感じに。
今回はケチャップもソースも∞3回分くらい入れました。17)なんとなくいつも∞の形に入れています
それからかき混ぜながら5分くらい弱火で煮込んで、カレーがトロトロしてきたら完成!
食事編
というわけで完成いたしました!本日のブロック肉カレーです!
食べてみた感想
まず、ブロック肉は大正解でした。
ブロック肉を細かく切ったためか、肉の甘味と脂がよくカレーに溶け込んでいて、カレー全体がいい感じで肉肉しい感じになっていました。
肉自体にも野菜のうまみがしみ込んでいてかなりいい味になっていたと思います。
心配していた肉のサイズ感も思っていたより大丈夫で、お店で出てくる「よく煮込んだ欧風カレー」みたいなちょっとおしゃれな大きさになっていたので、むしろ成功かなと思っています。
若干油っぽいかなという感じもしましたが、それに関してはくっつきすぎるからと追加投入した油がよくなかったのかなと思います。
とりあえず、今回からこのカレーは今後私のレギュラーカレーとなりました。
さいごに
ということで、今年のカレーもいい感じで作ることができました。
初めての試みにしては結構いい感じで作れたのかなと思っています。
えっ?肉と工程でふたつの要素を変更してるからプロジェクト失敗のリスクが高くなるのではないか?
勘のいい読者は嫌いだよそこに気づくとは、素晴らしい洞察力ですね!
とはいえ、最終的にプロジェクトがうまくいけばなんでもいいんです。
このカレー開発プロジェクトは、失敗しても私がおいしくないカレーを食べるだけでローリスクですしね!
それでは、この記事がみなさまの良いカレーライフの手助けになれば幸いです!
注訳はこちら
↑1 | 決してネタがなくなったわけではないですよ。決して。 |
---|---|
↑2 | 某バスケ漫画風 |
↑3 | ゆとりの法則だったか人月の神話だったかに書いてあった気がします |
↑4 | 決してネタがなくなったわけではないですよ |
↑5 | 私の料理にだいたい入ってる謎のきのこ |
↑6 | すぐに溶ける使いやすい子 |
↑7 | サラダ油の代わりに使っています |
↑8 | 言わずと知れた最強隠し味 |
↑9 | 煮込むときに入れておくとなんかさわやかな感じになる |
↑10 | おいしいカレーを食べたくなったらりんごのすりおろしを是非お試しください! |
↑11 | それぞれどうやって切ってもおいしくなります |
↑12 | みじん切りにしたニンニクも投入したかった・・・ |
↑13 | と多少の脂 |
↑14 | 油が飛び散って掃除が大変だったのはまた別のお話 |
↑15 | めんどくさくなったとも言います |
↑16 | 鍋のうえでシャリシャリすりおろす感じです |
↑17 | なんとなくいつも∞の形に入れています |