プロジェクト工程体験勉強会開催!
名古屋初となるこの勉強会ではプロジェクト工程の上流である見積、要求分析、要件定義を擬似的に体験していきます。
見積のコツやプロジェクト管理のコツ、客に扮した講師である私との打合せの体験が出来ます。
この勉強会の最大のミソは「リアルな現場体験」「理想とはかけ離れたプロジェクト体験」です。
よく書籍やネットなどで見かけるプロジェクトの知識などだと、顧客は理想的なITの知識を持ち、潤沢なリソースがあり、打ち合わせは静かに揉めることなく進み、優秀なSE・PGが勢揃いし、遅れてもリカバリ可能、納品は期限通りに・・・。
断言しましょう。
「そんな現場ばかりじゃない」※1
実際のプロジェクトってもっと泥沼に発展する場合が多いんですね。
例えば・・・
- 顧客の社内の他派閥からの妨害
- 顧客内で矛盾する要望が出る
- PLやSEやPGが突然辞める
- 上司がブラック
- チーム内の不和で作業が滞る
他にも
- 威圧的な顧客
- 現代の技術では到底不可能な要求をする顧客
- そもそもパソコン自体、ほとんど分かっていない顧客 ※2
- プロジェクト開始1週間くらいで「とりあえず納品してよ」という顧客
などなど・・・・・・。
決して本では味わえない、そしてきっかけが無いと勉強しづらいプロジェクトのアレコレを伝えていく勉強会です。
さて、前置きが長くなりましたが、今回の勉強会の様子です。
まずは冒頭の写真にもあるプロジェクトの概要や、見積についての説明。
私のこれまでの経験や困ったこと、失敗談など交えつつ話していたら、ついつい長話に・・・。
寝ずに聞いてくださった参加者の皆さん感謝です。
説明が終わった後は、早速実践です。
要求分析/QA
私が過去の経験を元に作成した「要件定義書」という名の提案依頼書を見ながら、顧客へのQAを考えております。
タチの悪い要求も混ぜ込んであります。
ちらほら聞こえる声では早くもツッコミポイントに気付いたか!?
そしてお昼休みを挟んで・・・・・・
打ち合わせタイム突入!
皆さん、模擬だというのに緊張感を持って臨んでいます。
私も負けないように、威圧感を出していきます(`・ω・´)
ある程度、QAが出尽くしたところで
決めセリフ発動!
「とりあえず来週くらいに納品してよ」
昔の話なんですけどね・・・。
実際にこれを言ってくるお客様がいらっしゃったんです・・・。
参加者のみなさんは、この難題に切り返せるのか、はたまた諦めてしまうのだろうか!?
さあ、そんなリアルな現場を体験してもらっていたのです
が!!
時間切れで中途半端な所で終了!
4時間は短すぎました。
予定の半分も進んでません(´;ω;`)
何とか3チーム分はQAまで終わりましたが、QAに対する良い点/悪い点を伝え損ねてしまいました。
残念ながら次回へ持ち越しです。
参加者の皆さん、ごめんなさい!
次はもっと長く時間とります!
それでは、今回はこの辺りで。
また次回、お会いしましょう。
注釈