SESに依頼するのはやめとけと言われる理由?依頼できる業務や手順を解説!
SES企業に依頼するのはやめておいたほうがいいと言われたことがある方もいるでのはないでしょうか。品質にばらつきがあったり、フォロー体制が充実していなかったりと様々な理由があります。一方で、自社に合うSESを選ぶことができれば自社の売上に大きく貢献するのも事実です。
そこで今回は、SES企業に依頼するのをやめとけと言われる理由やSES企業に依頼できる内容について解説します。
本記事をご覧になると、SES企業に依頼する時の具体的な手順も理解できるので最後までご覧ください。
SES企業に依頼するのをやめとけと言われる理由
SES企業に依頼することを避けるべきだと言われる理由はいくつかあります。以下に示す理由から、SES企業への依頼をためらう方が多いのです。
品質のばらつきがある
SES企業に依頼する際に最も懸念される点の一つが、提供されるサービスの品質にばらつきがあることです。
SES企業は多くのエンジニアを抱えており、それぞれのスキルや経験が異なるため、プロジェクトにアサインされるエンジニアによって成果物の質が大きく変わることがあります。
特に、急な人員の変更やスキル不足のエンジニアが配属されると、プロジェクト全体に悪影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを理解し、適切なSES企業を選ぶことが重要です。
フォロー体制が充実していない
SES企業に依頼する際の懸念の一つは、フォロー体制が充実していないことです。
SESは、エンジニアがクライアントのプロジェクトに参画する形態ですが、その後の勤怠不良などの問題が発生した際のサポートが不十分な場合、プロジェクトの進行に支障をきたすことがあります。特に、エンジニアが現場に常駐している場合、問題が発生した際に迅速に対応できる体制が求められます。
しかし、SES企業によっては、エンジニアのフォローやコミュニケーションが希薄である場合があり、結果としてプロジェクトの品質や納期に悪影響を及ぼすことがあります。
過去の実績が無かったり評判が悪い
SES企業を選ぶ際に重要なポイントの一つは、その企業の過去の実績や評判です。実績がない企業に依頼すると、プロジェクトの進行や品質に不安を抱えることになります。
また、評判が悪い企業は、過去にクライアントからの信頼を失っている可能性が高く、トラブルが発生するリスクも増大します。
特に、SES業界は競争が激しく、企業によって提供するサービスの質が大きく異なるため、信頼できるパートナーを見つけることが成功の鍵となります。依頼する前に、企業の評判や実績をしっかりと確認することが重要です。
SES企業に依頼できる内容
SES企業に依頼できる業務は多岐にわたります。システム開発やPM・PMO業務、ITインフラの構築などが業務内容として挙げられます。これらの業務を適切に依頼することで、業務効率を向上させることができます。
システム開発
SES企業に依頼できる業務の一つとして、システム開発が挙げられます。システム開発は、企業のニーズに応じたソフトウェアやアプリケーションを設計・構築するプロセスであり、特に専門的な技術や知識が求められます。
SES企業は、豊富な経験を持つエンジニアを提供することで、プロジェクトの成功に寄与します。自社内にリソースが不足している場合や、特定の技術に特化した人材が必要な場合、SESを利用することで効率的にシステム開発を進めることが可能です。
PM・PMO
SES企業に依頼する際、PMやPMOの業務も重要な選択肢となります。PMはプロジェクト全体の計画、実行、監視を行い、目標達成に向けてチームをリードします。
一方、PMOはプロジェクトの進行状況を管理し、標準化されたプロセスを提供する役割を担います。これにより、プロジェクトの効率性や品質を向上させることが可能です。
SES企業に依頼することで、専門的な知識を持つエンジニアがプロジェクトに参加し、スムーズな進行をサポートしてくれるため、自社のリソースを有効活用することができます。
ITインフラ構築
SES企業に依頼できる業務の一つとして、ITインフラ構築があります。ITインフラは、企業のシステムやサービスを支える基盤であり、サーバー、ネットワーク、ストレージなどの要素が含まれます。
SES企業は、専門的な知識と技術を持ったエンジニアを提供し、企業のニーズに応じた最適なインフラ環境を構築することが可能です。これにより、業務の効率化やセキュリティの強化が図れます。
また、SES企業は最新の技術トレンドに精通しているため、将来的なスケーラビリティや柔軟性を考慮したインフラ設計も期待できます。
システム保守
SES企業に依頼する業務の一つとして、システム保守が挙げられます。システム保守とは、既存のシステムが正常に稼働し続けるように、定期的なメンテナンスやトラブルシューティングを行うことを指します。
SES企業は、専門的な知識を持つエンジニアを提供するため、システムの運用状況を把握し、必要な改善策を提案することが可能です。
また、システムのバージョンアップやセキュリティ対策なども含まれるため、企業にとっては安心して業務を進めるための大きな助けとなります。
SES企業に依頼する時の手順
SES企業に依頼する際の手順は、SES企業に連絡を取り、営業担当者からのヒアリングを受け、エンジニアの紹介と提案を受けます。条件を確認し、納得できれば契約を結び、実働が開始されます。
SES企業に連絡
SES企業に依頼する際の最初のステップは、まずその企業に連絡を取ることです。多くのSES企業は、公式ウェブサイトや電話、メールなどを通じて問い合わせを受け付けています。
連絡をする際には、自社のニーズやプロジェクトの概要を簡潔にまとめておくと良いでしょう。具体的な要件を伝えることで、相手もより適切な提案をしやすくなります。
また、初回のコンタクトでは、企業の対応の速さや丁寧さを確認することも重要です。これにより、今後のコミュニケーションの質を見極める手助けとなります。
営業からのヒアリングを受ける
SES企業に連絡をした後、次に行うのは営業からのヒアリングです。この段階では、自社のニーズやプロジェクトの詳細をしっかりと伝えることが重要です。
具体的には、求めるスキルセットや業務内容、プロジェクトの期間、予算などを明確にすることで、SES企業側も適切なエンジニアを提案しやすくなります。
また、ヒアリングを通じてSES企業の理解度や対応力を確認することもできるため、信頼できるパートナーを見つけるための大切なステップとなります。
エンジニアの紹介と提案を受ける
SES企業に依頼した後、次のステップはエンジニアの紹介と提案を受けることです。この段階では、SES企業が自社のニーズに合ったエンジニアを選定し、具体的な提案を行います。提案内容には、エンジニアのスキルセットや経験、プロジェクトに対するアプローチ方法などが含まれます。
このプロセスでは、エンジニアとの相性や専門性が重要なポイントとなります。自社のプロジェクトに最適な人材を見極めるために、SES企業からの提案をしっかりと確認し、疑問点や要望を伝えることが大切です。
料金や勤務期間などを見て契約する
SES企業との契約を進める際には、料金や勤務期間について慎重に検討することが重要です。まず、料金体系は企業によって異なるため、明確な見積もりを取得し、他社と比較することが必要です。特に、時間単価やプロジェクト単位の料金がどのように設定されているかを確認し、予算に合った選択をすることが求められます。
次に、勤務期間についても注意が必要です。短期的なプロジェクトであれば、契約期間が柔軟であることが望ましいですが、長期的なプロジェクトの場合は、エンジニアの継続的なサポートが受けられるかどうかを確認することが大切です。
実働開始
SES企業との契約が成立した後、いよいよ実働が始まります。この段階では、契約内容に基づいてエンジニアがプロジェクトに参加し、具体的な業務が進行していきます。
実働開始にあたっては、エンジニアとのコミュニケーションが非常に重要です。プロジェクトの進捗状況や問題点を定期的に確認し、必要に応じてフィードバックを行うことで、円滑な業務遂行が可能になります。
また、SES企業との関係を良好に保つためにも、信頼関係を築くことが大切です。これにより、エンジニアが持つ専門知識やスキルを最大限に活用し、自社のプロジェクトを成功に導くことができるでしょう。
まとめ
SES企業に依頼することには、メリットとデメリットが存在します。品質のばらつきやフォロー体制の不足、過去の実績が乏しい企業も多いため、慎重な選定が求められます。
しかし、自社に合ったSES企業を見つけることで、業務の効率化や売上の向上が期待できるのも事実です。SES企業の選定や依頼内容についてしっかりと理解し、自社にとって最適なパートナーを見つけることが重要です。
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