SESの現場が合わないと感じた場合、変えることは可能?対処法も解説

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SESの現場が合わないと感じた場合、変えることは可能?対処法も解説

SESエンジニアはクライアント先に常駐して仕事をしますが、1つのプロジェクトが終わると常駐する現場が変わるため、現場によって「自分と合わない」「やりづらい」と感じてしまうエンジニアもいます。

エンジニアがそのように感じてしまう原因には、どのようなものがあるのでしょうか?

本記事では、SESエンジニアが「現場が合わない」と感じてしまう原因や、現場を変更したいときの対処法、自分に合ったプロジェクトに参画するためのポイントについて解説します。

SESの現場が合わないと感じる主な原因とは?

SESエンジニアは、自社ではなくクライアント先に常駐して仕事をしますが、プロジェクトごとに現場が変わるため、そのたびに職場のルールや人間関係も変わってしまうケースが多いのが一般的です。

そのため、常駐先の現場が自分にあっていることもあれば、「やりづらい」「合わない」と感じてしまうこともあります。

ここでは、SESエンジニアが「現場が合わない」と感じやすい、よくある原因を紹介します。

常駐先との関係に疲れる

現場が変われば、そのたびに新たに人間関係を築かねばなりません。新しい環境で初めて会った人と仕事をする際には、いつも以上に気をつかわねばならず、神経をすり減らしてしまうものです。

新しい現場の人たちの人となりや、人間関係、キーマンは誰かなどを把握しなければならず、その環境になじむまでは業務以外の部分で疲れてしまうこともあるでしょう。

とくに、高圧的な人や自分勝手な人、非協力的な人などがいる現場はなじみにくく、人間関係に疲れて大きなストレスを感じてしまうかもしれません。

正当な評価がされない

SESエンジニアは、クライアント先に常駐して働きます。そのため、上司に仕事ぶりを直接見てもらえません。その結果、評価基準が曖昧になりがちです。

SES企業がクライアント先やエンジニアから働きぶりをヒアリングするなどの対応をとり、評価基準を明確にするようにしなければ、エンジニアとしては成果に対する評価が納得できない可能性があります。

働きぶりが認められず、正当な評価や報酬を受けられなければ不満が生じ、仕事に対するモチベーションが低下してしまいます。その結果、「この現場ではやる気が出ない…」と感じてしまうでしょう。

孤独感や疎外感がある

現場が次々に変わるSESエンジニアは、職場でなじみのある人間関係を構築しにくいものです。気軽に相談できる人や同僚が近くにいなかったり、すでにできあがっているグループや派閥になじみにくかったりする可能性があります。

エンジニアがなじみやすいように配慮してくれる現場もありますが、そうではない場合、疎外感や孤独感を抱くようになって「この現場は合わない」「現場になじめない」と感じてしまうこともあるでしょう。

現場ごとにルールが違って仕事がやりにくい

現場が変わると、社内のルールや作業環境も変わります。服装規定や勤務時間の指定、ローカルルールなどに違いがあることも多く、中には非効率で自分に合わないと感じるものもあるでしょう。

SESエンジニアが「合わない」と感じるルールの例としては、以下のようなものがあります。

・定例会議が多い

・朝礼スピーチがある

・毎朝の経営理念読み上げ

・ツールやエディタは指定のみ使用可能

・私物の持ち込み禁止

・明るい髪色やカジュアルな衣装の禁止

・始業15分前には出社

など

守らなければならない厳しいルールが多ければ、仕事がしづらいと感じやすく、エンジニアが「この現場は合わない」と感じてしまう原因のひとつとなります。

案件が選べない

プロジェクトが選べないSES企業に所属している場合、希望する内容のプロジェクトで働けず、不満を抱きやすくなります。

「開発を担当したいのにテストプロジェクトばかり」「得意なプログラミング言語やツールを使えない現場ばかり」など、自分の希望とは異なる内容のプロジェクトにばかり参画していると、「現場を変えたい」と感じてしまうことも多々あるでしょう。

プロジェクトを選べないのは、SES企業の営業力やコネクションが低いことに原因があるかもしれません。SES企業の営業力やコネクションが低いと、豊富なプロジェクト数を受注できず、SESエンジニアの能力や希望に添ったプロジェクトを見つけることが困難になります。

自身が希望する条件の案件に参画できない、希望を無視して参画させられるといった状況が続く場合は、別のSES企業へ転職することも検討してみるとよいでしょう。

SESの現場を変えたいときの対処法

どうしても「この現場は自分に合わない」と感じたときには、どうすればよいのでしょうか。ここでは、SESの現場を変えたいときの対処法について解説します。

会社に常駐先の変更について相談する

現場が合わないと感じたときは、自社の上司や営業担当者に現場を変更できないか相談してみましょう。

自社に出社する予定があれば、直接上司や営業担当に会って相談することをおすすめします。直近で出社の予定がなければ、まずはメールで相談し、後日、あらためて相談日を設けてもらいましょう。

相談するときには、その現場のどこが合わなかったのか、どのような現場への参画を希望しているのかを具体的に伝えましょう。プロジェクトは1〜3か月といった期間での契約であることが多いため、切りのよいタイミングで現場を変えてもらえる可能性があります。

変更を認めてもらえたら、現場や後任に迷惑がかからないよう引き継ぎを怠らないことが大切です。1〜2か月前には現場にプロジェクトから離れる意思を伝え、後任に引き継ぐための準備をしたり、抱えている仕事を終わらせたりするなどしておきましょう。

相談しても変更できない場合は転職も視野に入れる

SES企業の上司や営業担当者に相談しても、うやむやにされたり、我慢するよういわれたりして、対処してもらえない場合は転職も検討しましょう。

SESエンジニアに問題がないのに現場を変更してくれないのは、案件数が少なかったり人材がいなかったりするなど、企業側のやむを得ない事情があるかもしれません。ただそれは、エンジニア側には非がなく、改善のための対処もできない状況です。

そのまま希望に添わない現場にいることで、健康を害してしまったり、精神的に追い込まれて仕事上の大きなミスをしてしまったりする可能性もあります。そのため、自分自身のことを考えて、転職も視野に入れて対応することが大切です。

SESでよい案件に参画するためのポイント

現場が自分に合わない場合、自社の上司に相談して現場を変えてもらうことは可能です。しかし、最初から自分の希望に添った現場やプロジェクトに参画するに越したことはありません。

ここでは、SESでよい案件に参画するためのポイントを紹介します。

自身のスキルや希望をしっかりとアピールする

よい案件に参画したいなら、自社との関係性を築くことが大切です。そのうえで、自分の能力や携わりたい分野、キャリアプランをアピールしておきましょう。

また、携わりたい分野への参画やキャリアプランを実現させるために具体的に準備をしていることがあれば、あわせて伝えておくのも有効です。

営業担当者が、SESエンジニアにどのような能力や希望があるか把握できていなければ、クライアント先にエンジニアを売り込めません。エンジニアの能力や希望にマッチしたプロジェクトがあったとしても、別のエンジニアにアサインされてしまうこともあるでしょう。

逆に、しっかりとアピールができていれば、営業担当者に「このプロジェクトは○○さんに任せよう」と思ってもらえ、希望するプロジェクトにアサインしてもらえる可能性が高まります。

面談対策をしっかり行う

希望するプロジェクトがあっても、SESエンジニアに面談力が欠けていれば、そのプロジェクトにアサインされません。よいプロジェクトに参画したいなら、面談対策を行っておくことも重要です。

面談力を高めるためのポイントは、以下のような点です。

・クライアントの質問の意図を汲み取り、意図に沿った回答を行う

・簡潔かつ前向きな回答を心がける

・プロジェクトに必要なスキルや知識を有していることを伝える

・コミュニケーション能力、ヒューマンスキルを示す

また、面談では口角を上げて目を見て話したり、身だしなみを整えたりすることで印象がよくなります。できれば、想定される質問に対する答えや逆質問を準備しておくとよいでしょう。

現場での評価を意識する

SESエンジニアに勤怠不良があれば、クライアントとSES企業の信頼関係に影響します。よいプロジェクトに参画したいなら、自社の評判を落とさないような振る舞いをしなければいけません。

そのため、以下のような行動は避けたほうがよいでしょう。

・頻繁に遅刻する

・自己都合で頻繁に休む

・報・連・相がきちんとできない

・納期を守れない

・レスポンスが遅い

など

上記のような行動が目立つと、クライアントからのクレームにつながりかねません。クライアントや営業からの信頼が上がるように、普段の行動には十分気をつけましょう。

新SES企業を選べば「自分に合わない」を防ぎやすい!

自分に合った現場で働きたいなら、新SES企業で働くことをおすすめします。

通常、SES企業では、SESエンジニアはプロジェクトを選べません。そのため、自身の能力やほかのSESエンジニアの稼働状況次第では、希望する内容のプロジェクトに参画できない可能性があります。

しかし、新SES企業であれば、この問題は解消されるでしょう。なぜなら、多くの新SES企業では「案件選択制度」が採用されているからです。案件選択制度とは、エンジニア自身がプロジェクトを選択できる制度です。プロジェクトの参画可否は面談後に決定でき、契約の継続もしくは離脱も決められます。

また、単価評価制度が採用されていることも特徴です。単価評価制度とは、クライアントから示された単価を基準にエンジニアの報酬が決まる仕組みのことです。

現在所属するSES企業と合わないと感じるなら、新SES企業への転職を考えてみるのもよいでしょう。

SESの現場が合わないなら早めに相談しよう

SESエンジニアは現場がプロジェクトごとに変わるため、現場が合わないケースも出てきます。もし「現場がどうしても合わない…」「精神的に負担を感じる」など、現場での悩みを抱えているなら、早めに自社の上司や営業担当者に相談しましょう。

また、自身の希望と合わないプロジェクトに参画させられることが何度も続く場合は、転職も視野に入れるのも選択肢のひとつです。

その点、新SES企業であれば「案件選択制度」が採用されているため、自身の希望に合わないプロジェクトに参画させられるといったリスクを避けられます。中でもエージェントグローは、新SES企業として「案件選択制度」「単価評価制度」を採用し、SESエンジニアの労働環境と待遇の改善に取り組んでいます。

現在の環境に不満を抱えている方は、エージェントグローのような新SES企業への転職を検討してみてはいかがでしょうか?

参考:エンジニアが絶対に行くべきではない常駐先一覧!現場を変えたいときは? | テックゲート転職ブログ

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